ロシア通になるための常識15章-ロシアはわかりにくいですか? を通販で購入する(通信販売で予約する)

目次はこんな感じ

１、ロシア概観
国　名/国　土/自然地理的特徴/大　河/海と湖/ロシア人
多民族国家/宗　教/言　語/人　口/国家構成
政　体/経済制度/通貨/国　歌
２、歴史
キエフ･ルーシ/タタールのくびき/モスクワの膨張
ピョートルの西欧化政策/列強にのし上がったロシア
一周後れの近代化/専制から全体主義へ/超大国ソ連/膨張の限界
３、政治制度
ロシア憲法/大統領制民主主義/内　閣
大統領による連邦構成主体の直接管理体制/二院制の議会
司　法/政　党/国家評議会/安全保障会議/官製マスメディア
中央選挙管理委員会
４、モスクワとクレムリン
小　史/ソ連時代のモスクワ/現在のモスクワ
経済改革で成長したビジネス都市モスクワ/人口規制
クレムリンの概略/政治の中枢/クレムシン大宮殿/赤の広場
５、市民生活(1)
住環境/アパート/ダーチャ/アパートの中/治安と警察/消防･救難
医　療/葬　儀/都市交通/自動車/核家族と一人暮らし/食　事
ショッピングと行列/余暇の過ごし方/
６、市民生活(2)
結　婚/青少年問題/教育システム/就　職/所　得
年　金/
７、ロシア芸術―文学、音楽、舞台芸術
文　学「まず読んでみよう」/バレエ/クラシック音楽/演　劇
８、人の交流―互いを知り、影響を受けあう
ロシアにおける初期の日本研究/ロシア人を魅了した日本文学
日本における初期のロシア研究究/明治以後の日本とロシア文化
/ロシアの日本文化びいきき/スポーツ/日本人漂流民
９、政治改革の流れと現況―内政と外交
ソ連全体主義の特徴/ペレストロイカ/ソ連消滅
エリツィン時代の自由化･民主化/エリツィンからプーチンへ
外　交（対欧米、対中国、対日、CIS外交）
ロシア･ベラルシ国家連合/チェチェン問題
10、経済改革―市場経済移行のコスト
ソ連型社会主義経済制度の特徴/1970年代の繁栄と後退
ペレストロイカ期の経済改革/エリツィン時代の経済改革
長引いた改革/私有化/IMFによる改革支援の功罪
金融破綻と生産回復
11、資源と産業
石油と天然ガス/極東の石油・ガス資源と日本
その他の地下資源/加工･製造業/消費物資とハイテク産業
農　業/対ロシア直接投資
12、国防と軍事力
ソ連軍の建設/第二次世界大戦/連合から冷戦へ
核ミサイルの時代/米ソ宇宙開発競争/核軍拡競争
現在のロシア軍/大幅な縮小/戦略核の米ロパリティー消失へ
軍改革/国外展開
13、日本とロシアの経済関係
日ロ貿易の黎明期/第二次世界大戦後の日ソ貿易
日ソ経済合同会議/シベリア極東開発プロジェクト
プラント輸出の伸び/対ソ連貿易の特徴
14、対岸のロシア
ロシア極東部とは/産　業/資源産業/財政とインフラ維持
貿　易/直接投資/日本政府の支援/ロシア極東部の将来
15、平和条約と領土問題
極東の目覚め/最初の日ロ条約/日露戦争
日本の敗戦とサンフランシスコ平和条約
国交再開を決めた日ソ共同宣言/ゴルバチョフの日本公式訪問
エリツィン時代の進展/プーチン大統領の取り組み
対話は続く
●コラム
ロシアとユダヤ人
大統領の陰謀
著名人の学位論文
ロシア人と動物たち
ロシア風
・ロシア人とウォッカ
・ロシア風お茶の飲み方
インド人にされた漂流民
スターラヤ広場と秘密地下鉄
アカデミー会員の飲み会
新年を祝う
ドイツ秘密基地
ウラジオストク
ムスコベヤ　
●年表　　　ロシア政治史走り読み
●地図　　　ロシアとCIS加盟国

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レビュー

内容（「MARC」データベースより）

20世紀最後の10年で大きな変貌を遂げ民主主義国家となり、自由主義経済への移行を果たした国、ロシア。現代ロシアの全てを短時間で理解できる、豊富な図版入りのコンパクトな概説書。2001年刊増補改訂版に次ぐ3訂版。

著者からのコメント

現代ロシアはわかりにくい、と思っていませんか？

　テレビや新聞でロシアについて耳にする回数が増えてきました。米ロ協調の時代となって、ロシアが私たちと同じ価値観を共有する国であることが、次第にはっきりしてきました。とは言っても、どの国にもそれぞれの歴史的な背景があり、政治の風土があります。本当に深く理解することは容易ではありません。
　この本の最初からの狙いは、「最小のボリュームで、最大の理解を」と言うことでした。理解は知識の量と同じではありません。現代は情報化の時代です。情報は溢れかえっています。しかし、その分だけ、本当の理解はかえって難しくなっているように思います。
　この本では、ロシアをめぐるさまざまな問題に関するシンプルな座標軸を提供することを目指しました。座標軸とは、ものごとの本質的な関連性、と言う意味です。だから、最小のボリュームで良いし、最小でなければだめだとさえ言えるのです。
　この本を読むだけでロシア「通」にはなれないとしても、ロシアが分かりやすくなった、と読者に感じていただけることを願っています。幸い短期間で版を重ね、改訂の機会を得たことで、その目的にさらに一歩近づくことができました。　

2003年2月　
月出皎司

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